『彦太郎』を精米する時、一番、気を使うのは「白さ」です。
　お米を研いでいる時も白く、炊きあがりも白い、最高級のブレンド、それが　『彦太郎』です。
　まっ白の米ですから、もしも、色のついている米が混じっていると、目立ってしまいます。そういうものが入らないように、米粒が割れないように、しかも、白く輝くように精米しなければいけない。
　しかし、毎日条件が変わるのが精米工程です。気温が高く、湿度が高い日は、ヌカ層が水分を含み、抵抗が高くなります。そうすると、あまり負荷をかけなくても、きれいに精米することができますが、気温が低く、湿度が低い日は、米粒自体の抵抗が少ないために機械の負荷を上げなければいけません。負荷が強すぎると、米粒自体が熱を持ち、食味に影響する可能性も出てきます。
　そうならないよう、毎日、精米前、機械で計測し、負荷を調節しています。さらに、精米した後も、品質管理室で、チェックを怠りません。だからこそ、安定した品質を保つことができています。